1.社会貢献
スカウト活動は身近な地域社会の中で行われる活動です。1974年(昭和49年)「第1回スカウトフォーラム」で「スカウト奉仕の日を設定し、全国一斉に奉仕活動を展開しよう」というアピールがスカウトたちにより採択されました。全国各地では環境美化をはじめ、募金活動、老人ホーム訪問などのほか、スカウトが自たちでできる活動を行っています。このアピールも踏まえて、現在も各地で推進されています。
スカウトは、自分のことだけではなく人の役に立つことの大切さを学ぶ活動を実践します。
(「スカウト奉仕の日」は現在「スカウトの日」として引き続き毎年9月第3月曜日に実施しています。
■■■ スカウト環境行動スローガン ■■■
わたくしたちスカウトは、自然の恵みに感謝し、地球市民として、自然の美しさがいつまでも保たれることを願い、地球環境の保護のため積極的に野外活動を実践します。
1.緑の大地を守り育てます。
1.かけがえのない水と空気を汚さないようにします。
1.すべての動植物の命を大切にします。
1.かぎりある資源の節約とリサイクルに努めます。
1.地球にやさしい野外活動を実践します。
スカウティングの取り組み
2.国際貢献
世界的な運動であるスカウト活動は、各地で地球社会の諸問題に積極的に取り組んでいます。わが国でも、これまで長年にわたって国際理解や国際交流のためのプロジェクトやさまざまな実践活動を行ってきましたが、国際貢献の一層の推進を図るため、スカウトの手による国際貢献「難民救済・支援活動」として国際難民募金活動に取り組んでいます。そして、募金を通して「なぜその問題が発生したのか」「どうすれば解決できるのか」「自分たちには何ができるのか」を考え話し合うことによって、平和への願いと意思を胸に刻み、それぞれ年齢に応じた地球規模の活動プログラムにチャレンジしています。
3.環境教育
かけがえのない地球環境を守り、豊かな自然の恵みを将来に継続していくために、スカウト活動で日ごろの活動を通して環境の大切さを学んでいます。
スカウト活動では、環境教育の重要性を十分に理解し、青少年の発達に応じた環境教育のプログラムを「知る(知識理解)」「行う(実践活動)」「呼びかける(啓発活動)」の3つの柱として取り上げています。
環境に関わる活動を奨励するため、特に「世界環境保護バッジ」を制定するなど、環境教育について積極的に取り組んでいます。